生産性向上のため在宅ワーカーを募集。豊富な人材から迅速な反応を得て、在宅チームをスピーディーに立ち上げられた

有限会社こうのとりリフォームは、2015年11月、兵庫県豊岡市にて創業した。リフォーム・リノベーションによる「住まいづくり」を通して、お客様に「笑顔」と「感動」を提供したいと地域に密着したサービスを心掛けている。従業員数は４人、在宅ワーカーは6人と契約中。今回は代表取締役の畠中真史氏に、在宅ワーカー導入のきっかけや成果について話を聞いた。

地方都市でもうれしい悲鳴！募集職種に多数の応募

まずは畠中氏から、有限会社こうのとりリフォームの事業内容を教えてもらう。

「住宅のリフォーム・外壁塗装・リノベーションや、不動産（売買仲介）などを手掛けています。地元の豊岡市はコウノトリの保護に力を入れていることで有名で、年配のお客様も多いことから、社名には英語などを使用せず、地元で親しまれている『こうのとり』を使用しました」（畠中氏）

在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何だったのだろうか。

「ママワークスをすでに使っていた企業の方からの紹介がきっかけです。『生産性を上げるための在宅チームづくり』というアイデアが魅力に映り、2024年の3月に東京で話を聞き、その場で契約しました」（畠中氏）

在宅ワーカーの募集から導入にあたっては、畠中氏1人で書類選考から面接までを担当したという。

「人気職種の経理や事務、グラフィックデザイナーなどでは1週間で60件応募が来るほどのものもあり、感動と驚きを感じました。ポートフォリオなどにも一通り全部目を通したのですが、あまりにも時間と労力がかかったので、デザイン系の職種は自分よりも知見のある人に選考をお任せするようにしました」（畠中氏）

属人化作業の切り分けとフローづくりに苦戦。ピークを越えた現在は順調に稼働

同社では現在6人の在宅ワーカーが活躍している。どのような業務を依頼しているのだろうか。

「経理、リフォーム事務、図面作成、不動産事務、グラフィックデザイナーなどを委託しています。経理とリフォーム事務に関してはほぼフローが固まり、スムーズに業務を行ってもらえるようになりました。在宅ワーカーの方々が優秀で、在宅での業務にも慣れているので大変助かっています」（畠中氏）

在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをしているのかも聞いた。

「主にチャットを使ってやり取りをしています。私との連絡や稼働管理用に1つ、社員もグループのメンバーに含めた部署ごとのチャットが1つ、と1人のワーカーにつき2つを使いこなしています」（畠中氏）

困ったことや大変だったことについて聞くと、「業務の細分化」と「フローの確立」について苦労した、と教えてくれた。

「『何をどのタイミングで行うか』など、自分がわかって適時対応してきたことを一つ一つ『文章にして伝える』というのは結構大変だと思います。社員も私もみんなそれぞれの通常業務があるうえにこの「伝達作業」が加わったので、体感ではより一層忙しくなったように感じました。でも、伝えられればあとはスキルのあるワーカーの方たちがどんどん仕事を進めてくれるので、大変なのは初めのうちだけだと思っています」（畠中氏）

働く場所の制限なし！全国規模の母数で迅速な人材確保を実現

ママワークスサイトの導入効果や良かったことについても聞いた。

「生産性を上げるためのチームができてきているという実感と、今まで時間がとられていた業務を今後は任せられるという環境が可能になってきているのは良かったと思っています。そして、募集をかけた後の反応が本当に早くて驚いています。地方では母数に限りがありますが、それを全国に広げられることで人材の確保が確実に・早く実現できるのはメリットの１つだと思います」（畠中氏）

最後に畠中氏から、在宅ワーカーの導入を検討している企業へメッセージをもらった。

「『働き方改革』なども進んできましたが、働く時間や場所を自分で選べるというママワークスのシステムは企業にもワーカーにも好都合だと感じています。職種にもよりますが事務作業などは稼働時間の縛りも不要なので、お子さんが寝た後なら働ける方が在宅で存分にスキルを活かして働けますし、企業も『深夜残業・残業手当』などを気にせず仕事を依頼できます。

ママワークスで募集をかけてみて、優秀でスキルはあるが『在宅』を余儀なくされている方が本当に多いと感じています。そういう方たちに働く機会を差し伸べられるのはとても良いことだと思っています」（畠中氏）