「セールススクール」で営業ノウハウをマニュアル化。短期間で営業の属人化が解消され、企業成長のための体制づくりが進んだ

株式会社あすなろ建築工房は2009年の創業以来、横浜を拠点に住まいづくりを担ってきた。設計事務所の設計力と工務店の技術力を併せ持ち、設計から施工まで一貫して請け負える点が強みだ。さらに代表取締役の関尾英隆氏から、同社の理念について教えてもらう。

「弊社が手掛けているのは注文住宅のみです。そして住まいの価値を最大限に押し上げるため、高性能で居心地の良い住宅づくりを目指しています。そのため、施工技術の研鑽に努めることはもちろん、素材や設備、法規などに関して常により良い情報を取り入れて活用しています。

また、手がけた住宅は「つくってそれで終わり」にするのではなく、メンテナンスやアフターケアにも力を入れています。弊社の希望は、施主様に長く住んでいただき、いつまでも愛される家として存在し続けることを願っているからです」（関尾氏）

「セールススクール」は限られた人員で組織をレベルアップするのに最適だと直感

関尾氏は、これまで同社の経営を担いつつ、一級建築士としても活躍してきた。今回、アイドマ・ホールディングスのサービスを受けることになった背景には、どのようなきっかけがあったのだろうか。

「皆様も記憶に新しいかと思いますが、新型コロナウイルスの流行によってステイホームが実施された影響で、マイホーム購入のニーズが急増した時期がありました。その際、弊社では手が回らなくなってお客様を待たせてしまう状況が発生してしまい、ヒューマンパワーの圧倒的な不足を痛感しました。創業から時間も経っていたので、そろそろ事業の規模を拡大するタイミングがやってきたのだと思い、この度、実際に動いてみることにしたのです」（関尾氏）

しかし、同社は社員十数人の中小企業だ。関尾氏は、新卒・中途採用にかかわらず社員を増やす方法で単純に企業規模を拡大しても、成長にはつながらないと感じていた。

「大手企業とは違い、限られた人員で営業活動を進めてゆくことが中小企業の経営の肝だと思います。さまざまな策を考えるなかで、知人からアイドマさんの『セールススクール』について聞いたとき、弊社のニーズに合ったサービスだと直感しました。営業はずっと私1人で担当していたので、このサービスによって、今いる仲間も私と同じような営業スキルが得られたらとても心強いと思ったのです」（関尾氏）

営業未経験だった社員が、短期間で営業フローの一端を担えるまでに成長

「セールススクール」のサービス開始から9か月が経った現在、関尾氏は実際にどのような成果を感じているのだろうか。

「弊社のなかから数人を選んで研修を受講させると、現在はメールの返信を任せられるほどに成長し、私の負担も軽くなりました。『セールススクール』のおかげで営業手法や知識、心構えに至るまでの営業ノウハウが吸収できました。

さらに、それらをマニュアルに記載してもらえるので、営業がスムーズに進められるようになりました。また、アイドマさんのツールで情報管理も簡潔になり、効率的で充実した営業活動を後押ししてもらえています」（関尾氏）

関尾氏は、「セールススクール」を学習サービスの利用者が抱えがちな不安を見事に解消してくれるサービスだと評価する。

「よくある不安として、セミナーや研修が難し過ぎて、習得できない結果に終わるのではないかという心配があります。けれども『セールススクール』は受講者が理解しやすいよう、そして営業活動がしっかり実践できるよう工夫されていると感じました。

独力で社員教育をしようとしても、これほど社員がよく理解できるようには伝えられないと思います。また、いざ学んだことを実践させてもうまく営業担当として独り立ちするまでには相当時間がかかるのではないでしょうか」（関尾氏）

企業成長の基礎を築き、さらなる発展への気づきを与えてくれる「セールススクール」

同社では「セールススクール」によってこれまで一定の成果を上げている。契約期間が残り3か月となった今、新たなフェーズに入ったようだ。

「現在は、継続してアイドマさんに商談のフィードバックをしてもらいながら営業活動を進めています。今後は培った営業ノウハウを確実に体得できるよう成長させていきたい。また今回、アイドマさんに関わってもらって社外の新しい風が入ってきたことにより、社内の意識も変わりました。社内に現状維持から脱却し成長を目指すという意識が浸透しつつあると思います」（関尾氏）

社内の意識改革は、同社のさらなる成長への糸口を掴むきっかけにもなった。

「『セールススクール』のサービスを受けているうちに、営業以外の他の部門も同様だと気づきました。さらなる成長を目指すのであれば、営業部門の人員だけ成長させて終わりではなく、他の役割の社員たちも成長してもらう必要があります。現時点では、広報や社員の評価制度の仕事を任せられるような人材の育成方法を模索しています。

アイドマさんとの出会いをきっかけに、企業の成長に向けて新たな課題が見えてきたので、サービスを受けて本当に正解だったと思っています」（関尾氏）