在宅ワーカーの導入で飲食業界でもリモートワークによる改革を可能に
株式会社ビューティフルライフ・ナビ
代表取締役 西村 弘文 様ご利用中のサービス
Crowd Members- 課題
飲食業界も時代に合わせて変えていかなければという危機感
- 解決策
ママワークスサイトを通じて在宅ワーカーを導入
- 成果
リモートワークが進み、社内スタッフのスキルアップも実現
株式会社ビューティフルライフ・ナビは、「デリシャスコミュニケーションで、世の中を明るくする会社」をモットーに2013年9月に設立。大阪府を中心に介護食の宅配や出張社員食堂、ケータリングサービスを約40人のスタッフと共に展開している。2021年6月頃から在宅ワーカーの運用を開始し、現在は5人の在宅ワーカーが活躍中。
時代に合わせたビジネスへ方向転換するため、在宅ワーカーを導入
最初に、株式会社ビューティフルライフ・ナビの事業内容を代表取締役 西村弘文氏に聞いた。
「介護施設への食事のお届けと、出張社員食堂を行っています。介護食は、塩分控えめの純和食中心で、『八方地(はっぽうじ:だし8杯・しょうゆ1杯・みりん1杯で調味)』による調理法にこだわり、年配の方に配慮した食事を提供しています。出張社員食堂の方は、社員食堂がない企業様でもビュッフェスタイルで温かい食事を楽しんでいただきたいと思い、始めました。副菜は和食ベースですが、飲食店勤務時代に培ったランチ営業のノウハウを活かして、日替わり定食など飽きの来ない食事を提供しています」(西村氏)
在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは、飲食業界の将来を憂う西村氏にかかってきた1本の電話だった。
「現在の飲食店を取り巻く状況を見ると、コロナショックにより食材の原価が上昇しています。また、最低賃金も設立当初より100円上がっています。しかし、介護食も出張社員食堂も大体1食500円と低価格を求められるので、FLコスト(食材費+人件費)は上昇するけど、値上げがし難い。という状況になっています。
つまり、将来的に明るいビジネスではない事は明白です。であるならば、コロナ禍で急速に伸びているリモートワークやネット販売など時代に合わせた手を早めに打たなければ、と思っていたところに、ママワークスさんから営業電話を受けました」(西村氏)
電話営業を断らなかったのはどうしてなのだろうか。
「私は電話営業をすぐに断るのではなく、自分の頭の中にあるものが、キーワードとして入ってきた時は、なるべく話しを聞くようにしています。今回はまさにそれだったので、話を聞いて2021年の6月頃から利用を始めました」(西村氏)
在宅ワーカーからの指導を受けて、スタッフがスキルアップ
同社では現在5人の在宅ワーカーが活躍している。どのような業務を依頼しているか、導入の効果について教えてもらった。
「現状は5人の方に協力してもらっています。Webでの販売を強化したかったので、HPやLP制作、SEO対策の仕事をしてもらっています。自分はWeb業界に明るくなかったので、いろいろなことを教えてもらおうと思って決定しました。
スタッフがスキルアップしていく姿を見られてうれしく思っています。Web制作の1人がホームページ制作の学校の講師もされていて、うちの事務スタッフに指導してくれたので、自分たちでホームページの内容をいろいろ変更できるようになりました。教え方もとても上手なので、全く素人だったうちのスタッフが、今では見よう見まねでランディングページを作成して運用できるまでになりました。
新たにネット販売用のサイトを立ち上げずに、もともとあった自社ホームページの中で変更できたのも私の願いどおりでした。何よりうちのスタッフのスキルがアップし、本人も嬉しそうにしているのを見られたのが良かったです。
また、SEO対策をお願いしているスタッフも、福祉系の知識をお持ちのママさんだったので、決定しました。SEOに関する知見も素晴らしいので助かっています」(西村氏)
在宅ワーカーとは、西村氏が直接依頼、ミーティングをすることが多いという。困ったことや大変だったことなどはなかったのだろうか。
「動画編集の求人に応募が殺到し、対応に追われたことくらいでしょうか。あとは、ネットを活用した運営の世界は全く未知の分野だったので、どうしたらよいかわからなかったことですね。いろいろ勉強させてもらいながら今に至っています」(西村氏)
在宅ワーカーの導入で飲食業界でもリモートワークを活用できると実感
ママワークスサイトの導入効果や良かったことについても聞いた。
「ママワークスサイトは募集をかければ何かしらアクションがあるので、やりたいことをスピーディーに形にできると思いますし、在宅ワーカーの皆さんの知識の豊富さにも感心しています。
先ほどお話したホームページ制作の講師をしている方もその一例です。Web制作スタッフの募集の際にも何人か面接したのですが、彼女が『今ある自社ホームページを改良して、思い描いているものを作っていける』と提案してくれたので、『それならやってもらおう』と依頼を決めました。飲食店の現場に来るスタッフは教育に時間と労力がかかりますが、在宅ワーカーは即戦力になる人が多く、自分たちに新しい知識を教えてくれる人材に出会えるのも魅力だと思います。
また、余談にはなりますが、ママワークスサイトの導入のおかげで、仕事を依頼する際に『リモート』という選択肢が増えました。東京の甥っ子に動画編集を依頼したり、富山に住む娘にもリモートワークで営業の仕事を頼んだりしています。これはママワークスサイトを導入していなかったら出てこないアイデアだったと思います。
飲食の現場で、面接に来る人たちが再就職先を見つけるのにすごく苦労しているのを、たくさん見ているので、そういう人たちを減らすためにも、リモートという働き方は今後助けになるのではないかと思います」(西村氏)
最後に西村氏から、在宅ワーカーの導入を検討している企業へメッセージをもらった。
「ママワークスサイトは求人の反応もいいですし、知識が豊富な方に出会えるので、自分たちもそこからいろいろなことを学ばせてもらっています。今後飲食業界でもどんどんリモートワーカーの活用が伸びていくでしょうし、雇う方も働く方もリモートワークが主流になっていくと思います。結果、リモートワーク業界での良い人材の取り合いになると思うので、早めに導入して良い人材を獲得されることをお勧めします」(西村氏)
株式会社ビューティフルライフ・ナビ
事業内容
ケータリング(ケータリング、貸切ケータリング、デリバリー) 介護食のデリバリー レンタルホールの運営(森ノ宮ホール) 店舗のリース運営、デザイン