導入1年未満で10人が活躍。在宅ワーカーと協力体制を構築し戦力化できた秘訣
株式会社ウノコーポレーション
代表取締役社長 宇野 俊雄 様ご利用中のサービス
Crowd Members- 課題
型にとらわれない発想を実現するためにフリーランスの起用を検討
- 解決策
ママワークスサイトを通じて、専門スキルを持つ人材を全国から導入。同時に在宅ワーカーの一元管理システムも構築
- 成果
時代に合わせた事業が展開可能に。社員のテレワーク制度も整備し、柔軟な働き方を実現
1952年創業で70年以上の歴史を持つウノコーポレーションは、福井県越前市を拠点に工作機械の製造・販売を手掛ける。「人財を育成し、ものづくりに貢献する。」を経営理念に、工具・産業機器・ロボット製造の他、幅広い製品の輸出入事業も展開している。2022年から在宅ワーカーの募集を開始し、現在は10人が活躍中。今回は、代表取締役社長の宇野俊雄氏に、在宅ワーカー導入のきっかけや成果について話を聞いた。
在宅ワーカーを一元管理する仕組みに魅力を感じ、導入へ
まずは、株式会社ウノコーポレーションの事業内容を教えてもらう。
「先代が創業した家内工業を継ぎ、福井県内をはじめ、代理店を通じて日本全国および海外で事業を展開しています。枠にとらわれない”型破り”な発想をもとに、時代とお客様のニーズに合わせて事業や商品を柔軟に変化させてきました。近年では飲食向けの事業にも進出し、『Ninja Saurce(ニンジャソース)』の開発・販売を行っています」(宇野氏)
機械製品の製造業でありながら食品の開発も進めるのは、「”型破り”をモットーにしているからこそ」だと宇野氏はいう。
「弊社の枠にとらわれない発想から生まれた商品だと思います。昔から料理が大好きで、レストランなどで『これは美味しい!』という味に出会うと自分で再現してみることも多く、ときには直接シェフにレシピを尋ねることもあります。ニンジャソースはこれまで出会った味をもとに、素材や配分を吟味して試行錯誤しながら開発し、4年以上の歳月をかけて製品化することができました」(宇野氏)
同社では2022年5月から在宅ワーカーの導入を進めているが、きっかけは1本の電話だった。
「ちょうどフリーランスの起用を考えていたときにママワークスさんから電話をもらい、『フリーランスを束ねて一元管理するツールがありますよ』との話を受けました。まさに考えていたものだと思いましたし、1年更新なので『まずは試してみよう』という気持ちで導入を決めました」(宇野氏)
在宅ワーカーの力を借りて、長年の構想が次々と実現できた
どのような業務を在宅ワーカーに依頼しているのかを聞くと、10人ぞれぞれの担当分野を教えてくれた。
「現在、在宅ワーカーは10人です。クリエイター職(動画編集・グラフィックデザイナー・Webデザイナー)、営業職(電話営業・フォームマーケッター)、設計職(電気設計・機械設計)、それから声優と、さまざまな職種のワーカーを活用しています。
電話営業では、イタリア料理店などの飲食店に売り込みをかけて反応をもらっています。サンプルを無料提供し、見込み顧客を開拓してもらっているのですが、想像以上の反響があり驚きました。電話営業のワーカーから電話での反応を聞いて、セールストークを随時見直しています。
声優には、弊社で新しく生まれたマスコットキャラクター『ウノッピー』のナレーションを担当してもらいました。近々開催予定の展示会でデビュー予定です。実はこのウノッピーは以前から構想はあったのですが、今回、デザイナーのワーカーにデザイン、声優のワーカーにナレーションを担当してもらい、在宅ワーカーの協力があってこそ実現しました」(宇野氏)
在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをしているのだろうか。
「依頼決定までは社長の私が主に対応し、決定後は担当の社員が中心に対応しています。キャラクターの制作やテレアポなど一部の職種では、私とワーカーが直接やり取りすることが多くあります」(宇野氏)
困ったことや大変だったことについて聞くと、「うれしい悲鳴」と笑顔を見せる。
「ニンジャソースの電話営業が好調でアポイント獲得件数が積み上がり、私の営業訪問が大変になったことですね。やれることが増えたのはうれしいのですが、その分忙しくなったのでうれしい悲鳴という状況でした。そこで在宅ワーカーの対応範囲を広げて、サンプルの送付までやってもらうようにすることで解決しました。私はサンプル提供後のクロージングに専念できるようになったので、効率が上がりました」(宇野氏)
在宅ワーカーの仕組みを社員にも応用し、生産性改善に貢献
ママワークスサイトの導入効果や良かったことについても聞くと、さまざまな効果を挙げてくれた。
「募集を出したらすぐにたくさんの応募が来て、ニーズの大きさを感じました。優秀な人が多く、全国にいる求職者にアプローチできて必要な人材が揃えられるので、時代に合わせて扱う商材や売り込み方も変化させられるようになりました。
社員の採用よりも少額の投資で済むし、何より結果がすぐ出て良さを実感できます。まだまだ在宅ワーカーを活用したいと思っているので、今後はコールセンターを束ねるディレクターや外訪の営業も募集する予定です。
また、在宅ワーカーの働き方を社員にも応用し、従業員についてもテレワークができるよう制度や環境を整えました。万が一、社員が自宅待機になるような場合でもパソコン1つで自宅から働ける環境にしたので、業務に支障が出にくくなりました。今後はIP電話の導入も検討中で、良いものは積極的に取り入れていきたいと思っています」(宇野氏)
最後に宇野氏から、在宅ワーカー導入を検討している企業へのメッセージをもらった。
「在宅ワーカーをどのように活用するかを自社の状況に合わせて考えていく必要がありますが、ママワークスさんからのアドバイスやサポートも受けられますし、使いながら軌道修正していくことも可能なので、トライアルアンドエラーの精神でぜひ行動を起こしてもらえたらと思います。
弊社では在宅ワーカーにニンジャソースを送ったのですが、商品の良さを感じてもらい『この良さを伝えよう』『この企業のために頑張ろう』という気持ちになってもらうことも大事だと考えています。在宅ワーカーは同じ目標に向かって進む企業の成長を支えるパートナーですので、コミュニケーションを大切にし、お互いがWIN-WINになるように信頼関係を築くことが活用の秘訣といえるかもしれません」(宇野氏)
株式会社ウノコーポレーション
事業内容
超硬工具の製造、販売 各種工作機械、切削工具、産業機器などの販売 輸出入業務及び、付帯する一切の業務 ニンジャ・ソースの販売