営業拡大を低コストで展開－社員1人分の予算以下で複数業種のワーカーを確保

大阪府大阪市に本社を構える株式会社オッズ・コンパスは、情報システム部門に長いキャリアを持つ尾﨑正彦氏が2013年4月に起業したオッズコンパスを前身とし、2021年１月に株式会社化した。「お客様の利益を第一に」を理念としており、顧客企業の「情報システム部門支援」に力を入れている。従業員数は２人、在宅ワーカーは3人が活躍中、近々1人増員予定。今回は、代表取締役の尾﨑正彦氏に、在宅ワーカー導入のきっかけや成果について話を聞いた。

クライアントのIT化を低コストで叶える「情報システム部門支援」サービス。広告費をかけずに認知拡大へ挑む

まずは尾﨑氏から、株式会社オッズ・コンパスの事業内容を教えてもらう。

「IT化が進む時代に合わせ、地元企業の情報システム部門支援を行っています。情報システム担当者を専任させたくてもシステムエンジニアの雇用はコストがかかり、採用が難しいとお悩みの企業は多いと思います。
そこで、既存社員から専任担当者を選んでいただき、その方に情報システムのノウハウをお伝えすることで、コストを抑えたIT化が進められるようお手伝いしています。他に、プログラミング教室や研修事業なども展開しています」（尾﨑氏）

在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何だったのだろうか。

「情報システム部門支援をもっと広めたいと思い営業に力を入れ始めたころ、営業のための資料作成スタッフが必要となったのでママワークスの在宅ワーカーにお願いしようと思いました。その後、テレアポスタッフを獲得し、サービス拡大のために大阪近郊を中心に商談のアポイントをとってもらうようになりました。
プログラミング教室も軌道に乗せたいと思い、専門の知見を持つプロジェクトリーダーに入ってもらいました。2023年1月から本格的に運用を開始しています」（尾﨑氏）

在宅ワーカーの募集から導入にあたっては、尾﨑氏1人で対応してきたが大変さは感じなかったという。

「私が1人で対応していますが、書類選考でピンと来た人のみ面接するようにしているので、それほど大変だとは思っていません。チャットのやり取りである程度人柄が知れるので、オンライン面接でもあまり不安は感じていません」（尾﨑氏）

テレアポスタッフの稼働効果に驚き。運用1か月で商談のスケジューリングにうれしい悲鳴

どのような業務を在宅ワーカーに依頼しているのかを聞くと、ワーカーそれぞれの業務を教えてくれた。

「営業資料作成スタッフが1人で、近々もう1人増やす予定です。情報システム部門支援サービスの商談アポイントを取るためのテレフォンアポインターが1人、プログラミング教室に関する業務をお任せするためのプロジェクトリーダーが1人います」（尾﨑氏）

在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをしているのだろうか。

「自分やプロジェクトリーダーが依頼をしますが、皆さん優秀なので、あまり細かく伝える必要がないということに驚いています。オンラインミーティングを隔週で開き、必要な情報を交換するようにはしています」（尾﨑氏）

困ったことや大変だったことについて聞くと、スケジューリングの苦労を率直に教えてくれた。

「うれしい悲鳴なのですが、テレアポスタッフが稼働を開始して１か月でかなりのアポイントを取ってくれたため、自分が商談に行く時間が足りなくなってきています。私はもともと商談が苦手なので、早く慣れなければ……という気持ちです。営業資料作成スタッフにわかりやすい商談の資料を作ってもらっていますので、なんとか契約が取れるように日々奮闘しています」（尾﨑氏）

ためらうのはもったいない！　「必要な分だけ」活用できるママワークスの在宅ワーカー

ママワークスサイトの導入効果や良かったことを聞くと、「組織の業務改革」について教えてくれた。

「在宅ワーカーを活用して組織の業務改革ができています。また、自分が動けていなかったところを動いてもらっているので大変助かっています。皆さん本当に優秀で、そのような方々とご縁ができたことを本当に幸せに思っています。
ママワークス事務局の支援スタッフの方も一生懸命サポートしてくれており、ミーティング時に愚痴を聞いてもらうなど、心理的にも助けてもらって感謝しています」（尾﨑氏）

最後に、尾﨑氏から在宅ワーカーの導入を検討している企業へのメッセージをもらった。

「自分のようなところで良いのだろうかと恐縮するほど素晴らしいスキルを持ったワーカーが獲得できるので、本当に良いサービスだと思います。在宅ワーカーの皆さんにしてもらっている業務を行うのに社員を雇うのは難しいと思っていましたが、必要な業務に必要な分だけワーカーを獲得できました。コストを抑えて営業を拡大していけるので、ぜひ皆さんにも良さを実感してほしいと思います」（尾﨑氏）