SNSを新たな企業文化にすべく『クラプロ』を導入。自社の立ち位置が明確になり、採用課題にも対処できた
羽田コンプレッサー株式会社
代表取締役社長 光達 昌宏 様ご利用中のサービス
クラプロ- 課題
求職者と新規顧客へのアプローチとしてSNSやWebを活用したい
- 解決策
社内リソース不足を「クラプロ」の導入で払拭。SNSやホームページのリニューアルを進める
- 成果
さらなる採用課題に直面するも「クラプロ」のサポートで乗り切り、SNS文化の定着へ意欲を燃やす
羽田コンプレッサー株式会社は、町工場の多い東京都・大田区を発祥として40年にわたりエアーコンプレッサーの販売・修理・メンテナンスを行ってきた専門業者だ。東京都・神奈川県・千葉県を中心に、お客様の要望があれば遠方に出向くこともあるという。
「コンプレッサーは、工作機械の駆動や製造工程の動力源として他の機械に圧縮空気を送り込む機械となっており、各工場の縁の下の力持ちとなっているのですよ。身近なところでは、ペットボトルを膨らませるために使われていたり、歯医者の椅子が上がったり下がったりするときにもその機械が使われています」(光達氏)
そう話してくれたのは、代表取締役社長の光達昌宏氏だ。エアーコンプレッサーもデジタル化の流れで変化している。
「空気の圧力も電子制御になっていって、整備する側に求められる技術というのもそれに応じて変わってきていますね」(光達氏)
時代の流れにあわせて新たな人材の確保も求められている。今回は、光達氏が「クラプロ」を導入した経緯や、導入して得られた気付き、今後の展望について話を伺った。
SNSの取り組みに対する危機感。SNS戦略と採用課題の解消に「クラプロ」を導入
「さまざまな交流会に参加する中で、アイドマの営業担当の方とお会いする機会がありました。最初は新規の営業開拓の支援というお話を聞いたのですが、当時の弊社のニーズと合わなかったためお断りしたのです」(光達氏)
営業支援を断った光達氏だが、「クラプロ」には興味を惹かれていた。その理由は何だったのだろうか。
「ホームページから入ってくるお客様が多かったので、SNSやホームページといったデジタル的なコミュニケーションを売りとする『クラプロ』なら……と思い導入しました」(光達氏)
光達氏は採用への課題も感じると同時に、SNSに対する危機感を抱いていたという。
「SNSに対しては、やらなきゃいけないという危機感を持っていました。弊社もコンプレッサーの仕事を最初から知っていたいう人は少ないのですよ。そうすると、ある程度はコンプレッサーや会社の雰囲気に興味を持ってもらわないといけない。認知度を上げるにはSNSが向いているだろうと思いました」(光達氏)
SNSの必要性を強く感じていたものの、人材不足から実行することができずに悩んでいた。SNSプロジェクト立ち上げに際しての人材不足を解消するのに、「クラプロ」がうってつけだったのだ。
「ネットで情報やアイデアは収集するものの、それを実行する力のある人材が弊社にはいなかった。戦略から手法、SNSの脚本を含めてチームで働いてもらえることに『クラプロ』さんの魅力を感じました」(光達氏)
プロジェクト進行中にさらなる採用課題に直面し、ホームページをリニューアル。「クラプロ」で見えた企業としての現在地
「採用に課題があったので、採用専用のホームページを立ち上げることも考えたのですが、まずは幅広い層に会社を知ってもらうために、SNSから始めていくのが良いという話になりました。最初はアイドマさんにTikTokの脚本を書いてもらい、それを社内で撮影していくという流れで動き始めました。
しかし、何本か投稿していく途中で、TikTokの担当者含め退職者が3人出てしまったのです。緊急度が認知から採用の方に変化していきました」(光達氏)
突如直面した採用課題に対して、ホームページのリニューアルを最優先で行うことに軌道修正した。
「『クラプロ』は13か月のプランでお願いしているのですが、弊社の広報的な機能になるのがホームページなので、ホームページの雰囲気を変えて、リニューアルしましょうというお話がありました」(光達氏)
さらに、ホームページの効果を上げるためにSEO対策を強化し、検索上位を目指した。
「例えばGoogle広告の対策をしたり、コラムを投稿してもらったりしました。
以前からコラムはありましたが、質実剛健(しつじつごうけん)といいますか、コンプレッサーのお勉強のような真面目な内容を掲載していました。けれど、それだとなかなか伝わらない。必要としない人には要らない情報になってしまって、弊社の目的も達成されないことはわかったので明るいイメージになるようにリニューアルしました。そこは求職者と新たな案件を得られるように、今後もアプローチしていきたいなと考えています」(光達氏)
ホームページのリニューアルを進める中で、見えてきたものがあった。
「競合他社を調べてみると、3年前の認識としてはこの業界では『うちはがんばっている方だよね』と思っていました。けれど、いざ『クラプロ』を導入して他社を見てみると、他社はもっと努力しているというところはありましたね。
他社もどんどんアイテムや営業提案を受けている。実際の売り上げや粗利益が上がる方向にアプローチしないと勝ち残れないので、そういう変化に対応していくには、どこと組むのかは大事なことだと思いました」(光達氏)
『クラプロ』導入により、光達氏個人の認識にも変化があったという。
「メタ認知的なものも働いていますよね。何かをつくり上げるときに自分で検索したり調べたりすることもあるので、他業種であっても使えるものは入れ込んでいきたいなという想いはあります。自分が要求することは漠然としていることが多いので、あと何ステップか研ぎ澄ましていかなくてはいけない部分をちゃんとアイドマさんからアドバイスしてもらっている感覚はあります」(光達氏)
「9割は未経験からのスタート」を企業の魅力として、求職者へアピール
『クラプロ』の導入以来、チーム内での意見交換も活発になった。
「これをやればすぐに効果が出るというわけではないとは思うのです。でも、ホームページのリニューアルがちょっとしたイメージの差を改善するきっかけになったかなと思っています。実際に、弊社の社員の9割は経験がない状態で入っているので、『未経験でもできる体制を整えていますよ』ということも伝えたい。HPに実装できるかは別として、こういう見せ方ができるといいよねという話はチームで話していきます」(光達氏)
アイドマ・ホールディングスの採用支援も導入しているため、Web制作、SNSだけでなく採用面でも経験のある人材がアサインされ、スムーズなやり取りが実現している点に満足している。
「例えばLINE WORKSで採用しようという話が出たら、LINE WORKSに詳しい方をアサインしてもらって、その人がチームに加わっていくという感じでしたね。クラプロさんとやりとりしていく中で、プロだからやはり『ノー』とは言わないのですよ(笑)。そのような中で、案件の期限を切って進めてくれるから、前に進みやすい体制があるなとは感じました」(光達氏)
アイドマ・ホールディングスとの実際のやり取りはどのようなものなのだろうか。
「メールで思いついたことを投げると、内容を受けて『こちらの方向で進めたいと思いますがいかがでしょうか』と何度もキャッチボールができて進んでいく感覚も良いなと感じましたね。そういう体験が何度かありました」(光達氏)
光達氏は「アイドマ・ホールディングスの魅力はプロの人材の豊富さにある」という。
「過去にホームページをリニューアルしたときは、依頼した企業が請け負ってリニューアルしてくれました。しかしアイドマさんの場合は、こういうニーズであれば誰々さん、これであれば誰々さんといったふうに背景にいっぱいプロの人材を抱えているのが強みですね」(光達氏)
「クラプロ」の成果物は企業の資産。プロ集団を活かしてSNS文化を定着させたい
13か月の契約期間から見れば、今は折り返し地点だ。今後の構想について聞いた。
「今後はSNSのコンテンツやYouTubeショート、TikTokなどをホームページのトップページのすぐ下に動画として埋め込むことも構想として考えています。ここをいじればこうなるということを考えて、次々に成果を安定的に出せるように、習慣化していきたいですね。今はアプローチしていくフェーズなのですが、これを企業文化にしていければなと思っています」(光達氏)
突然に退職者が続出したことで、今はストップしてしまっているSNSもリスタートさせたいと意欲をみせる。
「本業が優先になってしまって、SNSに没頭できていない部分があります。撮影することもお客様へのアプローチや採用を増やす活動なので、振り分けられる状態をつくっていけたらなと感じています。企業にいろいろなカルチャーを埋め込むチャンスなのですが、それを習慣化するまでやり込んでいかなきゃいけないな、というところですかね。
はじめは半年くらいでそれなりの成果が出て流し運転でいけるかなと思っていたのですが、やり始めたらいろいろなことが起こって、もっと長期的に考えないといけないと思っています。何でもそうですけどね。私はゴルフをやるのですが、知識を得てもそれが身体に馴染むまで練習しないと同じことはできないな、というところなのですよ」(光達氏)
ホームページのリニューアルやSNS展開などへ手応えを感じてはいるが、まだまだ契約期間中に成し遂げたいことがある。
「当初の目的であった顧客獲得と絶え間ない採用というふたつの点に結び付く実績を、残りの半年でつくりたいですね。TikTokとか今風なショート動画を撮って、自分も乗り出して行こうと思っているのですが、直近の課題は、それを担当してくれる人の採用ですね。あとは知見のある友人・知人もいますので、そういうところにヘルプをお願いして、やれるところはやっていきたいなと思います」(光達氏)
光達氏は契約終了後の展開についても想いを馳せる。
「せっかく良い環境を用意してもらっても、こちらサイドの動ける人がいないのがもったいないな、と感じています。『クラプロ』さんを使う一番の価値は、それが13か月という契約の後も、弊社のソフト面の資産という成果物として残せることだと思っています」(光達氏)
最後に光達氏から、「クラプロ」のサービス導入を検討している企業へ、メッセージをいただいた。
「『クラプロ』は専門家集団を抱えられるメリットが大きい。よく言われるかもしれませんが、営業担当を毎月ひとり抱える人件費でサービスを利用できるというのは、使い方によっては最高かなと思います。私もまだまだ使い方が足りていないかなと思いますけれど、飛び込んでみるというのは必要かなと思います」(光達氏)
さらに、企業にとっての問題点を見つけることが大事だ、と続ける。
「問題点を見つければ、それに対して『クラプロ』が答えを返してくれます。本当の原因は見えているようで、見えていないところ。弊社の場合は『コンプレッサーとは何ぞや』ということでしたが、それをどういう風にプレゼンするかができていないから右往左往していた。SNSもホームページもあくまで手段です。なので、『我が社を知ってもらい、興味を持っていただくことが大事だ』と、強く思うようになりました」(光達氏)
羽田コンプレッサー株式会社
事業内容
コンプレッサーの製造・販売