在宅ワーカー導入を機に攻めの営業を取り入れ、業界内での認知拡大を目指す
アイウイングス株式会社
代表取締役 相原 亮 様ご利用中のサービス
Crowd Members- 課題
営業は展示会への出展がメインで、「攻めの営業」活動ができていなかった
- 解決策
ママワークスサイト経由で家庭の事情により働きに出られずにいるママワーカーと契約
- 成果
広範囲への電話営業が可能になり認知度が上昇。「攻めの営業」のノウハウ蓄積も進んだ
アイウイングス株式会社は広島県広島市にて2008年6月に設立した。建設現場施工管理業務をはじめ、電子納品作成業務やロードメーターによる計量サービスなどを提供している。従業員数はアルバイト含め4人、在宅ワーカーも4人が活躍中。今回は代表取締役の相原 亮氏に、在宅ワーカー導入のきっかけや成果について話を聞いた。
営業強化のために家庭に眠るママの力を活用
まずは相原氏から、アイウイングス株式会社の事業内容を教えてもらう。
「私自身が建設会社に勤務していた経験をもとに、建設現場施工管理の間接業務サポートをメインとした事業を行っています。建設現場で使用するアプリケーション開発や、過積載対策用デジタル重量計『トラ・スケ』の販売なども行っています。『トラ・スケ』はダンプトラックに直接取り付けることができる車載型のデジタル重量計装置で、時間をかけることなくすぐに取り付けでき、その場で重量確認が可能です」(相原氏)
在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何だったのだろうか。
「電話営業を受けたのがきっかけです。家庭の事情で働けないママさんの力を活用することはなかなか良い取り組みだと感じました。具体的な業務の提案を聞いて、ママさんなどの在宅ワーカーの力になれたら良いなとも思い、やってみることにしました。契約してちょうど1年が過ぎたところです」(相原氏)
在宅ワーカーの募集から導入にあたっては、相原氏1人で対応したという。
「リスト作成業務は募集してすぐに応募が50人を超えて、慌てて締め切りました。たくさんの候補者から絞り込むのは難しかったですが、アンケートに答えてくれた方のなかから選考し、順次面接をして決めていきました」(相原氏)
アプローチタイミングと稼働時間をどう調整するかが課題
同社ではどのような業務を在宅ワーカーに依頼しているのだろうか。
「営業先リスト作成が2人、そのリストをもとに進める電話営業が2人です。3月までは四国と大分・佐賀から大阪・京都エリアまでの企業へ架電してもらいました。4月からは方針を変更し、主に中国地方にある土木工事事務所や役所の建設課、下水道課などに架電してもらっています」(相原氏)
在宅ワーカーとは、相原氏が直接ビジネスチャットでやり取りをしている。
「基本は私が直接チャットでやり取りしています。業務ごとのチャットグループをつくって、依頼や報告を受けたりしています」(相原氏)
困ったことや大変だったことについて聞くと、業務量とワーカーの稼働期間とのミスマッチが課題だと教えてくれた。
「建設工事は季節ごとに発注される量が異なるので、思うようにリストがなかったり、逆にリストがあっても大型連休やお子さんの長期休暇などで在宅ワーカーが稼働できなかったりということがあります。業務量と稼働期間がうまくマッチしない点に難しさを感じますね。
また、担当者が現場に出ていることが多く、戻ってくる夕方に架電しても、忙しい時間帯なのですぐに断られる点に苦労しています」(相原氏)
初めての電話営業から見えてきたこと
ママワークスサイトの導入効果や良かったことには「認知度の上昇」と「攻めの営業によるノウハウの蓄積」を挙げる。
「見込んでいた成果はまだ出ていませんが、少しずつ企業のなかで認知度があがってきているとは思っています。これまで展示会への出展などがメインで、こちらから攻める営業スタイルではなかったので、電話営業は勉強にもなっています。どのようにしたら相手に興味を持ってもらえるのか、トーク内容を見直したり、架電の前にFAXを送ってみたりと、試行錯誤を繰り返すことは、決して無駄とは思いません」(相原氏)
最後に相原氏から、在宅ワーカーの導入を検討している企業へメッセージをもらった。
「一般の求人媒体で募集をかけてもなかなか人は集まらない状況かと思います。しかし、ママワークスサイトは登録者数が多く、企業の規模とは関係なく業務内容に興味を持って応募してくれますので、希望する人材と出会う機会が増えていきます。これは、良いビジネスモデルだと思います」(相原氏)
アイウイングス株式会社
事業内容
建設現場施工管理業務、電子納品作成業務、ロードメーターによる計量サービス