敏腕営業在宅ママワーカーにインタビュー!~コロナ禍で変わった?オンラインでの変化は?【後半】
対面営業時代もオンライン営業へ切り替わった後も変わらず好成績を収めている置田さん。コロナ禍を経て変化した仕事と家族に対する考え方の変化や、オンライン営業や在宅ワークをする上でのアドバイスを聞きました。
Profile:
置田 理枝さん/富山県在住、三児の母。2020年1月から株式会社アイドマ・ホールディングスと委託契約にて在宅ワーカーとして従事。ママワークス*1 やリワークス*2 の営業をされています。
*1 ママワークス:当社が運営している国内最大級の在宅ワーカーに特化した求人サイトです。
*2 リワークス:当社が運営しているフルリモート求人特化型転職支援サイトです。
-対面営業からオンライン営業でのやり取りとなって何か変化はありましたか?
オンラインでの営業にはわりとスラっと入れたのですが、やってみて感じたのは画面を見てしまうとお客様とは目が合わないということです。
目を合わせるには”画面ではなくカメラを見て喋る”ということを意識しないといけないなと感じました。自分の目線の動きというのは、結構お客様の中では印象に残るんですね。
あと、「この人、台本を見ながら喋っているな」というのはお客様に分かられていると思うので、それを出さないように意識しています。
- 他にオンラインならではの対応はありますか?
オンラインでは空気感がないので、笑顔を出すとか、抑揚をつけるなど、対面よりちょっと大げさな感じでリアクションしています。
営業としては基本的な部分になりますが、オンラインではその基本をより大事にして商談をさせていただいているつもりです。
- オンライン営業というスタイルについての反応はいかがですか?
実は自分も当初ITリテラシーが皆無ぐらいになかったのですが、アイドマ・ホールディングスに入ってから勉強しつつオンライン営業を行っています。
営業は、足を運んでなんぼの古いイメージがあるかと思うのですが、そこに関してもコロナの影響で非接触の営業スタイルが定着してきたという事をお客様にもご理解いただきやすくなっています。また、コロナが始まった直後より今のほうがより受け入れてくれるように感じます。
- コロナで世の中の働き方が変わりましたが、ご自身では何か変化はありましたか?
今まで死ぬほど仕事をしてきたので、今はもうそこまで仕事をしたいと思っていません。本当に今まで家族に何もできなかったので。
エリアマネージャー時代は、国内をメインに国外も飛び回るような仕事だったので、ほとんど家にいませんでした。上の子たち2人が小さいときは託児所を利用するのに月20万くらい掛かっていましたし、「私は何のために働いているんだろう?」と思いながら働いていました。
コロナがきっかけで家庭を振り返る時間ができ、仕事に対する考え方にも変化が
いつか東京で事業をやりたいなというのは薄れていて、今のバランスがちょうどいいなと感じています。多分自分で事業をやるとそれにめり込んでしまい、前みたいに家族がおざなりになってしまのではないかと。
なので、わたしの場合は逆にコロナのおかげで、っていうところがあります。多分コロナが大流行していなかったらまた一人で東京に戻ってしまっていたと思います。
地方は仕事先がないという現状と、リモートワークへの期待
そもそも地方にはまず仕事先がありません。
例えやりたい仕事があっても通勤ができない。同じ県内でも通勤できないところにあったりするので、結局都心に出るという選択肢になってしまいます。
それが、こういったオンラインでやりたい仕事ができるようになるという事は、もうすばらしいメリットだと思うんですよね。これだったら地方にいてもお店を開けるし、仕事も受けることができるので。
業務中にも感じる、世間のリモートワークに対する意識変化
リモートワークへ転職希望されている方のお話を聞いていても、リモートワークへの考え方が変わってきたなと感じています。お仕事に対してモードが本気というか、何か昔と違って「ちょこちょこ仕事したい」、「気軽にお仕事したい」という方が減り、例え短時間であっても自分のスキルを生かして仕事したいという方が増えています。
また、大手企業がコロナで在宅を導入し、そのあと出社体制に戻した会社も多く、その結果、「やっぱり在宅がいい」と言って転職を希望されている方もいます。
事務などは、在宅のほうが生産性も高く、邪魔されることのない、効率の良い働き方をそのまま継続したいと転職を希望される方も多いのかな?というのは肌身で感じています。
- これからリモートワークに関わる方たちに向け何かアドバイスなど
もし在宅ワークができるのか悩んでいるのならば、やってみた方がいいと思います。やってみたら開けるということもあると思うので。
あとは、最初は仕事を選ぶというよりは、その選ばれたところが自分の立ち位置であると思うので、与えられたことを100%精一杯やっていくというのが、後々の結果として自分のやりたいことに繋がっていくと思います。
会社という所は、結果を出した人の言うことしか聞いてくれない、結果を上げないことには自分のやりたいことはやらしてもらえない場所です。希望するレベルのことをやりたかったら、自分がそこの場面で結果を出すしかない。
すごくわかりやすい仕組みなので。
それから、「贅沢を言ってる間は仕事は来ないよ」という話はよくします。
でも、それでも仕事を引き受けているうちに自分のスキルも上がって、結果、新しい仕事も来て収入も上がるっていうサイクルにも乗れるケースが多いです。
自分の評価は自分が決めるのではなく、周りが決めてくれると思っているので。
それは結果的に自分の努力の成果だと思っています。
- 最後に、これだけは伝えておきたいことなどあれば
もっと在宅ワーカーが世間に認められて、認知度が高くなって、もっとその価値が認められたらいいなと思っています。
企業に足りないところの人員というよりも、在宅ワーカーに価値があるから、あえて使うという選択肢がもっと世の中に増えてくと良いですね。
ワーカーさんの報酬ももちろんですけど、「やりがい」といったところ全てに繋がっていくと思うので。
ありがとうございました。