営業の仕事を「嫌だ!」と感じる人の5つの特徴

【最終更新日:2022年1月3日】

営業職は、会社の業績を左右する重要な仕事です。

やりがいがある反面、会社からのプレッシャーも大きいですし、顧客という相手がいてこその仕事なので思うようにいかないこともあり、ストレスにもなりやすい仕事です。

「自分は営業職に向いていないのではないか」「もう営業の仕事が嫌だ」と感じたら、自分は営業職に向いているのか/向いていないのかを冷静に自己分析してみましょう。

本記事では、営業職がストレスになりやすい人の特徴を挙げて、特徴別のアドバイスをご紹介するので、これからの仕事の参考にしてくださいね。

コミュニケーションが苦手

営業職は、顧客や見込み客などの相手があってこその仕事です。つまり相手との意思疎通ができなければ成り立ちません。

初めて会った相手と打ち解け、何度か訪問を重ねて信頼関係を構築し、最終的には商品を購入してもらうためには、コミュニケーション能力は営業職にとって欠かせないスキル。

サブスクリップションモデルの商材やアップセル・クロスセルが見込める商材の場合は、一度受注して終わりではなく継続的なコミュニケーションも求められます。

また、営業職は顧客だけでなく社内でのコミュニケーションも必要です。例えば、上司や他の営業メンバーと今後の営業戦略について話し合ったり、流入経路別の営業アプローチをマーケティング担当と打ち合わせたり、請求書や納品書を事務担当に作成してもらったりする必要性があります。社内でのコミュニケーションが取れていなければ、スムーズに連携して営業活動を進めていくことは難しくなってしまいます。

そのため、もともとコミュニケーションが苦手な人や人見知りしてしまう人は、営業職にストレスを感じてしまうことが多いはずです。

コミュニケーションが苦手で営業職が嫌だと感じている人は、相手の話をよく聞くことに集中してみましょう。

コミュニケーションが苦手な人ほど焦って話しすぎてしまうこともあるので、まずは丁寧に相手の話を聞くことで相手に安心感を与えることができますよ。また、相手の話に相槌を打ったりペースを合わせて話したりすることで、自然と距離が縮まるはずです。

ノルマを難しいと考えてしまう

営業職は、月ごと・期ごと・一年などの単位でノルマを課されます。企業によって「売上金額」「受注件数」「売上個数」などノルマの指標は異なりますが、ほとんどの企業でノルマがあるのではないでしょうか。

ノルマがあることでやる気になる人もいますが、「与えられたノルマを達成しなければいけない」というプレッシャーから営業職が苦痛になっている人も少なくありません。

そのような場合は、まずは上司に相談してノルマの数字を見直してみましょう。

今までの自分の受注実績などを分析して「このくらいなら頑張れそう」という無理のない範囲での営業ノルマを設定し直すことでストレスが減るはずです。

また、ノルマに対するインセンティブを見直す方法もあります。難しいノルマに見合うインセンティブがあればやる気が出ることもあるので、上司と相談してみてください。

過程が評価されないのが嫌

営業職は「売上」という目に見える数値で結果が出る仕事なので、成果だけが評価される傾向にあります。

どんなに頑張っても契約前に失注してしまったり、顧客と強固な信頼関係を結べても単価が低かったりすると、会社からの評価には結び付かなくなってしまいます。

「こんなに頑張っているのに…」と不満を感じて営業職が嫌だと感じてしまう人も多いはずです。

しかし、実は営業活動とは過程こそ大事。プロセスがしっかりとしていれば結果が伴ってくるものです。つまり、少し立ち止まって自分の営業プロセスを分析してみる時間を作ることも必要なのです。

分析を進めると「初回訪問から二度目の訪問につながる案件が少ない」「リードタイムが長すぎる」「新規開拓をせずに既存の顧客にしかアプローチしていない」など、今までは正しいと思っていた自分の営業プロセスにも課題があることに気づくと思います。

課題が見つかったのならば、それに対する施策を考えて実行してみましょう。

きっと結果がついてくるはずです。

人間関係に疲れてしまう

営業職は、顧客だけでなくパートナー企業や社内メンバーとの人間関係が多いので、人間関係のストレスを感じやすい仕事でもあります。

顧客は大切だとわかっていても人間同士なので多少の好き嫌いはありますが、自分から顧客を選ぶことはできません。また、営業の成績が悪いと上司に注意されたり、反対に成績がいいと同僚に嫉妬されたりするなど、社内での人間関係トラブルが起きることもあります。

対処法としては、関係者に相談することが第一です。顧客の担当を外してもらったり、上司や同僚と別のチームにしてもらったりするなど、解決策が見つかるでしょう。

また「仕事だから」と割り切って人と接することもおすすめです。

顧客でも社内でも距離感が近すぎると人間関係のトラブルが起きやすいので、仕事上の人間関係には意図的に距離を置くとストレスになりにくくなります。

自社の商品・サービスに自信がない

代理店営業以外は、自社の商品やサービスを購入してもらうことが営業の目的となります。

つまり自社の商材に自信を持って提案しなければいけない立場ですが、「良さがわからない」「必要性を感じない」など自社の商品・サービスに自信のない人も少なくありません。

そのまま商談をしてしまうと、説得力が欠けてしまったり、上手に説明することができなかったりして、失注にもつながりかねません。

自社の商品・サービスに自信がない場合は、もっと商材についての理解を深めることから始めましょう。

商材のメリット・デメリットを洗い出したり、ターゲット層や使うシーンを想定したり、自分も使ってみたりすることで良さに気づけることもあります。

また、上司や同僚、実際のユーザーから意見を聞くことも一つの方法です。

第三者の声を聞くことで商材について冷静に見直すことができるため、改めて良さに気づけるかもしれません。

まとめ

今回は営業職に苦痛を感じやすい人の特徴をご紹介しましたが、ご自分が営業の仕事を嫌だと感じている原因として思い当たるものはありましたか?

成果や人間関係など特有の悩みが多い営業職ですが、冷静に見つめ直したり分析したりすることで解決の糸口を見つけることもできます。

嫌だと思う気持ちをやる気に変えられるよう応援しています。

 

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