【最終更新日:2022年1月3日】
業務効率化は企業にとって、常に意識し進めていかなければいけないことです。
その為に、新しいツールを導入しようとしても、問題になってくるのは、そのコスト。最近ではメールの代わりに、コミュニケーションツールを導入する企業も増えていますが、「業務効率化の為にコストがかかる」では本末転倒です。できるだけ、余計なお金をかけずに導入を進めていきたいですね。
今回はリーズナブルな金額で始められる「ビジネスコミュニケーションツール5選」をご紹介します。
目次
チャットワーク
「チャットワーク」は国産のビジネスコミュニケーションツールです。チャットだけでなく、タスク管理やファイル管理など、業務効率化機能が充実しているツールです。PC、タブレット、スマートフォンなどさまざまなもので利用することができます。
チャット上でグループを作ると、ファイルの共有も簡単にできるので、これまでメール作成にかけていた時間も効率的に使うことができます。
チャットワークの機能
チャットワークの大きな機能として「チャット」「タスク管理」「ファイル管理」「ビデオ通話・音声通話」があります。チャットは、個人とのやりとりだけでなく、グループチャットも可能です。グループチャットにメッセージやファイルを投稿するだけで、グループ全員と共有することができます。
タスク管理は、個人で作成し確認するだけでなく、相手に仕事を依頼する時にも使えます。タスクが完了すると、チャットに通知されるので相手に知らせることができます。
また、ビデオ通話もあるのでチャットからビデオ通話に切り替えて、相手に用件を伝えることも可能です。
チャットワークの特徴
チャットワークの特徴といえば「シンプルで分かりやすい」点にあるといえます。ビジネスで利用する主な機能を使いやすい形で搭載しているので、誰でも使いこなすことができます。
企業で導入する際にも、簡単で使いやすい機能は受け入れられやすいツールです。初めてコミュニケーションツールを導入する際には、おすすめです。
チャットワークの有料版の特徴
有料の料金がリーズナブルなのもチャットワークの大きな特徴です。無料プランも機能が充実しているので「まずは試してみたい」という方にはピッタリです。
プランは4種類です。無料の「フリー」、有料の「パーソナル(400円)」「ビジネス(600円)」「エンタープライズ(960円)」があります。いずれも1ユーザーの月額料金です。年間契約にすると、より料金は低くなります。
お試し、もしくはあまり多く使わない方には「フリー」、個人事業主などには「パーソナル」、中小企業には「ビジネス」、大企業には「エンタープライズ」と、プランも分かりやすく分けられています。大きな企業向けになるほど、セキュリティが強固になり、アクセス制限や管理者機能が充実しています。
【Chatwork公式サイト】
https://go.chatwork.com/ja/
Slack
「Slack」はアメリカ発のビジネスコミュニケーションツールです。150以上の国のユーザーが利用しています。
アメリカの企業が作ったこともあり、以前は日本語対応がされていない時期もありましたが、現在では細部までの日本語化が進んでいます。カスタマイズができる面も、人気に拍車をかけているようです。
Slackの機能
Slackはグループチャットのような機能を「チャンネル」と呼びます。必要に応じて、このチャンネルに自由に入退出することができるので、柔軟に動くことができます。
1対1のチャットでも、グループでのチャットでのファイル共有も簡単にできるうえ、過去のファイルを検索することもできるので、これまでのように資料を探すのに時間をかける必要もありません。
ビデオ通話機能も搭載しているので、離れた場所にいてもミーティングを開くこともできます。
Slackの特徴
分かりやすくシンプルな機能のツールが多い中で、Slackを選ぶ大きな理由は「カスタマイズ」のしやすさであるといえます。
チャット内で利用する絵文字をカスタマイズできたり、他のサービスと連携したりすることが可能なので、より自分好みのコミュニケーションツールに作り上げることができるのです。既存の機能だけでは物足りないと感じる方からの人気を得ています。
Slackの有料版の特徴
Slackには4つのプランがあります。無料の「フリー」、「スタンダード(960円)」、「プラス(1,800円)」、「エンタープライズ(要相談)」で、1ユーザーあたりの月額料金です。年契約の場合はよりリーズナブルになります。
有料版になると、過去のメッセージや資料を無制限での検索や、1対1のみだった音声・ビデオ通話がグループで使えるようにもなります。
【Slack公式サイト】
https://slack.com/intl/ja-jp/
LINE WORKS
現在、日本におけるコミュニケーションツールとして大きなシェアを占めているLINE。このLINEのビジネス版が「LINE WORKS」です。
通常盤より、よりセキュリティが強固となりビジネスユースであっても、安心して利用できるツールとなっています。
LINE WORKSの機能
チャット機能である「トーク」以外にも、「ホーム」と呼ばれる掲示板機能もあります。その他にもカレンダー機能や、グループでアンケートを取れる機能もあります。
他のツールでは無料プランによく組み込まれているタスク管理が、有料プランのみという点はありますが、その他の機能が充実しています。
ビデオ通話機能は最大200人で参加することも可能です。
LINE WORKSの特徴
LINE WORKSの最大の特徴は「おなじみの使いやすさ」といえます。多くの人がプライベートでLINEを利用していることから、初めて自社でツールを導入するという際には、普段から使い慣れているLINEを選択する場合が多いのです。
いつものLINEが、より機能満載になったイメージで使うことができます。
LINE WORKSの有料版の特徴
有料プランは「フリー(無料)」「ライト(360円)」「ベーシック(600円)」「プレミアム(1,200円)」の4種類です。全て1ユーザーあたりの月額料金です。年契約であれば、よりリーズナブルな価格です。
有料版に切り替えると、セキュリティ面やデータ容量がアップし、より本格的に利用することができます。無料プランでも機能は充実しています。
【LINE WORKS公式サイト】
https://line.worksmobile.com/jp/
Yammer
YammerはMicrosoft社が提供するビジネスチャットツールです。Office365に組み込まれているサービスなので、すでにOfficeのソフトを利用している企業にとっては、使い勝手が良いと評判です。
150ヶ国以上にユーザーに利用されており、世界レベルで利用されているツールです。
Yammerの機能
グループと情報を共有する「記事の投稿」ができます、グループだけでなく、個人でのメッセージのやり取りもできます。「いいね」ボタンがついているため、称賛したい時や、了解の代わりに使うこともできます。
グループチャットには、誰でも参加できるものと、招待制の非公開グループなども設定することが可能です。プロジェクトの重要度などに合わせてグループを作ることができます。
Yammerの特徴
「いいね」がついているので、SNSをやっている人にとっては、慣れていて使いやすいと評判です。業務効率化のみではなく、アンケート機能や称賛機能など社内のチームワークを良くするための機能が、所々に搭載されているので、チームの働く雰囲気を重視したい企業におすすめです。
Officeソフトを導入している企業は非常に多く存在します。既存のものとの連携のしやすさも魅力です。
Yammerの有料版の特徴
Yammerが利用できるのは、Office365のビジネスプランの契約者のみとなります。プランは3つあり、「E1(870円)」、「E3(2,170円)」「E5(3,810円)」です。全て、年契約の月額料金です。
無料で利用できるプランはありませんが、高いセキュリティには評判があります。
【Yammer公式サイト】
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/yammer/yammer-overview
Workplace
ビジネス向けFacebookの「Workplace」。個人でFacebookにビジネス向けの機能を搭載したツールです。
高度なAIが搭載されているので、自分にとって重要な投稿を優先しながら見ることができるのも魅力です。
Workplaceの機能
「ニュースフィード」に共有したいメッセージを投稿する方法です。グループだけでなく、個別でのメッセージのやり取りも可能です。
最大50人が参加できるビデオ通話では画面共有もできます。投稿したコメントに対するフィードバックや、リアクションを表すこともできるので、スムーズなやるとりが可能です。
Workplaceの特徴
使い方がFacebookと全く同じなので、慣れた人にとっては自然と指が動く形で利用することができます。既存のFacebookの機能だけでなく、他社のアプリとの連携も可能です。
Facebookは簡単で使いやすいシステムなので、SNSを日常に使っていない人でも、すぐに使いこなすこともできます。
Workplaceの有料版の特徴
プランは「エッセンシャル」の無料版と、「アドバンス($4)」「エンタープライズ($8)」の3種類があります。1ユーザーあたりの月額料金です。
有料プランになると、管理者向けの機能が充実しており、高いセキュリティ機能がついてきます。しかし、無料であっても、データが5Gあるあたりは、他ツールと比べ無料プランのお徳感は大きめです。
【Workplace公式サイト】
https://ja-jp.workplace.com/
まとめ
価格がリーズナブルなツールも多く、できるだけお金をかけたくないという要望をかなえることは難しいことではありません。
しかし、自社のあったツールでないと、価格が安くても結局は無駄に終わってしまうこともあります。コストを抑えながらでも、目的にぴったりのツールを見つけることが大切です。